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カーボンマスター
ある高級ギターケースが手に入らなくなった。連絡が取れなくなって困っていたのだが、アメリカに住む韓国人の友人に聞いたらビジネスをやめたらしい。HPは残っているけど・・倒産したのかよくわからない。そこで登場したのがこのカーボン・マスターだ。仕上げはかなり荒っぽいのが残念だが、もの凄く軽く、オシャレだ。まだクラッシック用しか無く、000にあうようにインナーパットを作っています。
Carrera DL
カレラ DL がもうすぐ完成する。バックはかなり派手なしらた入りだ。これはトップ構造が押尾さん仕様になっている。
パームによってご本人のギターは多くがこの部分が割れて修理されている。僕が提案した方法はトップの板厚は変えずに部分的にラミネートして木目がクロスするようになってる。(割れは木目方向に沿って起こる)これによってブレーシングを増やさずに割れに対する強度を十分に確保した。現在の方法は押尾さんの時のやり方からさらに発展してきている。わかりにくいかなあ?角度を変えて見るとこんな感じ。
明日押尾さんのニューアルバム発売だなあ。レコーディング時にはCarrera DL を持って行ってくれたらしいが、最終的にその音が採用になったのか?何曲か?或いは今回採用ならずか?マネージャー氏より「お楽しみに!」とだけ聞いている。ここまで聞いていて採用ならずだったらへこむなあ。
大掃除
公式には工房の大掃除が今日、明日で始まっています。が、僕はまだ残った仕事をまだやっています。居残りだ。
12月末だと言うのに雨だ!(近年暖かいから珍しくない)いやだ!雨はうっとうしい。雪かきは面倒だけどやっぱり冬は雪景色がいなあ。ブリ起こしがなってる(雷)夜中には雪になるだろうか?ワクワク。
ホワイトクリスマス
やっと昨日から雪が降りはじめました。わーい!スキー行けるかなあ?・・・・って雪降ってはしゃいでるギター製作家って・・イメージじゃない。ていうかそもそも雪降って単純に喜んでいる大人は少ないと思うが。 子供はずっと外でかまくら作っていた。さすがにそれはイヤだが、仕事していて窓の外は雪が降り積もっているとよっしゃよっしゃーと思ってしまう。
変ですか?
もうひとつのGのリペア
もうひとつ人気のGだ。というか土地柄のせいか地元の修理ではよくお目にかかる大工事のパターンだ。しかし凄い色だなあ。わからん!ダブテイルジョイントで且つネジがヒールに埋め込まれていた。これはボルトオンなのか?セットネックなのか???
Gのリペア
ネックを交換した。インレイと彫刻がこのお方の十八番でなかなか真似できない。幸いこのギターには彫刻が入っていなかったのでヘッドプレートを移植して、指板はフレットの位置がずれているので作り変えた。今年はこの製作家のギターをかなりの数をリペアした。もしかして自分が今年作ったギターの数より多くないか?多い月は家に6~7本は有ったなあ。
しかし・・・かなり乱暴な作りだということは誰もが言う。僕もそりゃそう思わない訳はない。けど、(ちゃんとセッティングされた状態で)弾いてみるとやはり関心させられるなあ。あ、そうだポジションマークを入れ忘れてる。このあと入れて無事納品となったのでした。 続きを読む …
カポチュー
先日届いた ACOUSTIC GUITAR 誌で見つけた!Dual Action Capo Tuner カポにチューナーが付いたものだそうだ。実は一ヶ月ほど前こんな事を考えていた。「もしもカポとチューナーが一体になってたら・・・」
おもしろい!!
日本ではまだ発売にならんのかなあ?
Style 28 Dreadnought
9月に行われたサウンドメッセに出展したD-28。AGMの広告にも載せたが、こんな写真ひとつ撮るのに100枚以上試行錯誤してようやくこの程度だった。あとはデザイナーの力ですわ。
今はドルフィンギターズ(大阪店)さんで試奏できます。自分なりのD-28を作ろうとしたとき、真っ先に思ったことが60年代中期のような丸ヘッドだった。とにかくぎりぎりまで丸くしたのがカッコいい。まあSUGI CRAFTのヌガー程になったらそれは別物になるので。よくわからんけど、このスタイルを作ってるメーカーはたいがい痛そうなくらい角が立ってるイメージがあって、「んー・・・それが好まれるのかなあ?」とか思ったけど、まあいいや。これの核心部はネックジョイント。SUGITA KENJI では初めてだが、SUGI CRAFT ヌガーで実践しているボルトオンジョイントをトラディショナルなスタイルに合うようにアレンジしている。
SUGITA KENJI 的トラディショナルも追求してみたいなあ。
黒カレラ000
かなり長い間お待たせしてしまっているカレラ000の塗装が終わった。立て続けにショーがあったり、幾つかのプロジェクトが重なって・・・でもそんなこともやって自身を高めていかないと製作家として輝きつづけていけないような気がします。ん?輝いているのだろうか?
先に黒の0-14が完成し、それをご覧になったオーダー主さまから製作中のギターを黒にして欲しいとのことでした。着色バージョンは思いの外評判が良いのですが、隅っこに色が入らなかったり、細いラインにマスキングするのにかなり苦労します。エレキ作っている人達は偉いなあ。
ぇええー!!
今夏7月2日~4日にカナダケベック州モントリオールで開催されるモントリオールギターショウに出展することは先にお伝えしましたが、そのケッベック州は完全にフランス語圏で、英語ができる人は日本において英語が話せるひとがいる割合ぐらいらしい・・・つまり稀に英語で通じる、フランス語ができないとほぼ会話ができないらしい。し、知らんかった(汗)どうしよう。
まあ、英語もできない僕にとってはどっちでも変わらんけどいまだかつてない冒険になることはまちがいないらしい。