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ふきのとう
家の前の用水脇にふきのとうがでてきた。春を代表するこの植物に、今までは山奥まで行かなくても手軽に入手できる食い物としての認識しかなかった。なのに今年は「ああ、春が来たんだなあ」と、なんかしみじみ感じた。ふきのとうって崩れた場所とか道の脇とかの荒地に雪解けまもなく一番最初ぐらいに出てくるでしょ。そんなふきのとうの生態が地震で破壊された東北の町のこととリンクしたのだなあ。とても時間はかかるかもしれないけど、いつかかならず春は来てふきのとうは咲いて、緑は、町は蘇る。と、震災のことでずっと沈んでいた心が少しだけ癒されたのだ。ウインタースポーツは好きだけど、花粉症はつらいけど、春っていいなあ。
そうだ!そんなふきのとうをイメージした楽器を作ろう。そして、その売上げを義援金にしよう。自分の生活もあるから全部は無理だけど。とりあえず先ずは3年やってみよう。
311
もう二週間経つ、ずっと言葉も出なかった。
そのとき僕は西村歩さんと高地にいた。情報が入ってすぐにテレビを点けた僕たちはライブでその惨状を見てしまった。二人でツアー中だったのだけどその後の数日は二人とも気が沈んだままだった。今なお原発による人災は続いている訳だ。僕たちはじわじわと殺されていくのだろうか?ネット見てて楽観的な人がなんと多いことかと愕然とした、ここ数日はさすがに少なくなってきたけれど。
電気、本当に要るのか?ネオンとか、富山じゃ特にパチンコ屋。コンビニで24時間買い物できなければ生きてゆけないか?そんなにクーラーで冷やさなければならないのか?僕は山小屋との二重生活だけど山じゃほとんど電気なんか使えないぞ。物資は2週間に一度のヘリコプターか担いで登るけどたいして不自由ない。産業が停滞する?そんなにも物質的豊かさだけの尺度で先進国でいたいか?
あ、そうだ!ギター作りは結構電気を使っているなあ。っていうか効率の問題でだんだん多く使うようになっただけで、究極いえば材料の管理とか胴曲げ、にかわ、ぐらいであとは電動工具なくても作れるのだ。しんどいけど。僕が独立してギター作りを始めた頃はほぼ手道具だけで作っていた。これを機に初心をとりもどしてみよう。今の若い人たちは(と言ったら偉そうだけど)最初からすべてがお膳立てされていて、機械も便利な専用工具、そして情報も容易に入手できる。それがかえって豊かな創造力、ハンドスキルが育たないかもしれない。
で、いきなりですが高いスキルを身につけ自らの手でギターを作るための教室をやろうと思う。若干名募集です。
バレンタインデー
前日の日曜日、小5の娘がチョコクッキーを作って今日14日友達(女の子)どうしで交換したそうだ。男の子にあげる訳ではなさそうだ。ていうかそんな発想は全くなかったそうだ。本当なのか? そういえば小4の息子の方も貰って来てはなかったようだ。
男は男で草食系などといい、女も男に興味もないのか?やがて人類は滅亡するのではないだろうか?
そういえば、バレンタインデーってちゃんと意味があったのね。知らんかった!菓子業界が企てた策略だと思っていた。
デカッ
カレラのバリトンがここまでできた。製作中のギターが置いてある棚に入らないのは困るなあ。
いっそデカさを強調したら面白いだろうとビルトインピクガード部分の大きさもほぼ通常通りの大きさにした。タッピングした印象ではだいぶベースの効いた良いサウンドで完成が楽しみだなあ。
Carrera OM 2
Carrera OM が完成した。やっと!OMといってもマーチンOMとは随分シェイプが違うのにこれをOMと言うのだろうか?まあ、それを言ったらドレットノートとかも全然違う形だけど。ボディ幅が15インチ程でレギュラースケールならOMで良いのでは?分りやすいし。って僕が勝手に決めました。
Hand to Hand to Hand to Hand
押尾さん事務所よりニューアルバムを頂いた。先に自分で買った物と2枚になった。直送品はやっぱ違うだろう。鮮度とか。で、聴き較べた。
一緒やった!
バリトンギター
カレラのバリトンを作っています。なんと18インチのビッグサイズです。左はCarrera DLで、ミニギターではない。材料はシトカスプルーストップ/マダガスカルローズS&Bだ。この材料を選んだ訳はこの大きさが取れるものがこれしか無かったからなのだ。ああ・・・、ケースはどうしよう?たぶん作ってもらえると思うけど。そういえば、独立してスギクラフトを作り始めた20年程前はギターケースも思ったような物が手に入らなかったので入手できるケースに合わせてギターを作ってたっけ。
フェイスブック
・・・がよく分からないのよ。って、まわりのひと達も「よく解らん!」って言ってたので、「あ、どうせみんな解らないんだ」と安心していたらファンページ作ったり色々。ボク一人取り残された感じ・・・。そういえば学生時代もテストの前とか皆互いにそんな事言っていて、実はちゃんと勉強していて結果、本当にアカンかったのは自分だけだったり・・・。ロクに勉強してなかったからなのか目だけはとても良いのだ。「45過ぎたら突然来るぞ」と言われた老眼もまだ来ない。フレットのエッジの処理もまだ裸眼でイケるぜ!
Carrera OM
宮崎のギタリスト西村歩さんのリクエストで、Carrera OM を作っています。弦長がちょっと短め640mmの22F仕様で、カッタウェイは深めに作ってある。
ヒールもいつもより更に薄く削りよりハイポジションのプレイアビリティが向上するよう設計しています。西村さんの13Fにカポをつけて演奏される「13フレットのオルゴール」にも最適な一台となるだろう。